■ ID | 205 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 水質環境基準と水生生物の保全 |
■ 著者 | 須藤隆一
埼玉県環境科学国際センター 金主鉉 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 済州道水資源の水質管理対策ワークショップ、平成15年12月19日 |
■ 抄録・要旨 | 欧米先進諸国では、すでに水生生物を対象にした環境基準値が設定されており、わが国でも焦眉の急を要する課題として水生生物を保全するための基準値を策定するための検討が続けられている。2002年1月にはOECD(経済協力開発機構)からわが国に対し水生生物のための水質目標の導入が勧告されている。現在、検討対象にしている化学物質は81物質で、2002年までにホルムアルデヒド、亜鉛、フェノールなど9項目の水質目標値が算出されいる。これらのほとんどはヒトの健康項目には入っていないものである。対象にしている生物は当面有用水産動物とその餌となる生物である。水域によって生息する生物が異なるので、水域区分はAイワナ・サケマス域(上流)、Bコイ・フナ域(下流)、C海域の三つに大別して、それぞれに幼稚子の生育の場として保全が必要な水域を別に分け、あわせて6つの水域としている。これらの水域区分や基準値がヒトの場合と同様に法制化が進められ、2003年のうちにはいくつかの項目が水生生物保全の環境基準として告示されるはずである。 |
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